恥ずかしい

なにが恥ずかしいかって、

ストーカーみたいにしてるのを隠せなかったのが恥ずかしい。


ストーカーみたいなことというのは、相手のお方のお仕事が終わったころを見計らって、その方に会いに行き、まだ仕事が終わってなさそうだと分かったら、近くの喫茶店で終わる頃合いを待つことです。


これは、約束をしてる間柄ならいいけど、一方的にやるのはストーカー‥っぽい。


しかも、偶然にもそのお方が喫茶店の前を通り、気付いて入って来てくれたのです!

なんて、ミラクル!

いつもは喫茶店の前を通らないけど、今日はたまたま通った訳です。

あたしも、たまたまスマホから目を離し、ルイボスティーが入ったグラスを持ちながら店内や外をボーッと見ながら、妄想をしていた訳です。


そこに会いたかったお方が通りかかり、眼鏡を外していたわたしは全く判別できていなかったけど、そのお方が気付いた素振りで止まってくれたのです。


手を振り会った後、わざわざ店内に入って来てくれました。


ここまでの内容は、昭和のメロドラマみたい(笑


そして、そのお方は向かいの席に座ってくれ、誰かと待ち合わせ?と聞いてくれます。


‥‥いや、あなたに会おうとしてまして‥


心の声にしておけばいいのに、全部話してしまったのです‥


あぁぁああ!!


あたし、気持ち悪い!!

ストーカーやんけ!!


もう、そのお方もわたしが挙動不審なもんだから微妙な顔してるし‥


差し上げようと持っていたしょうもない小物をとりあえず渡して、ちょっと話して、店を出ました。


そのお方は体調を少し崩していたので、じゃあ、とすぐ別れました。


顔を見れたし、帰り時のタイミングが良かったので、まぁ、良かったのかなと思えなくもないけど‥‥


恥ずかしい!


咄嗟の嘘をつきなさい、あたし!!


はぁぁあ‥



でも、これで、土壇場で下手な嘘さえつけないんだから、

嘘をつかないといけないような、変なことはやめようと思いました。


それか、ポーカーフェイスをどうにか特訓しよう‥